洋上処理船がスペイン出港 シリア化学兵器廃棄
- 2014年6月25日
- 世界のニュース
【共同】米国防総省は25日、シリア化学兵器の全廃計画で、危険性の高い化学物質を洋上で処理する米国の大型船「ケイプ・レイ」が寄港先のスペイン南部ロタを出港したと発表した。
数日でイタリア南部ジョイアタウロの港に到着し、シリアから搬出された化学物質をデンマークの船から積み替える予定。その後、公海に移動して「安全かつ適正な方法」で化学物質の中和処理に着手するとしている。
シリアから搬出された化学兵器のうち、サリンの原料など危険性の高い物質は「ケイプ・レイ」と英国の民間施設で処理。危険性の低い残りはフィンランドと米国の企業2社が処分する。
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