研究施設に天然痘ウイルス 米、認可機関以外で初

 【共同】ワシントン・ポスト電子版は8日、首都ワシントン近郊にある国立衛生研究所(NIH)の施設から、1950年代から保管されていたとみられる天然痘ウイルスの入ったガラス容器が見つかったと報じた。容器の損傷や職員らがウイルスにさらされた形跡はない。

 撲滅が宣言された天然痘ウイルスの保有は、生物テロ防止などのため米南部アトランタにある疾病対策センター(CDC)とロシアの研究機関の2カ所だけで国際合意により許されており、両施設以外で見つかったのは初めてという。

 米当局は7日、疑わしい容器16本をCDC本部に空輸。うち6本の予備検査から天然痘ウイルスのDNAが確認されたが、ウイルスが生きている状態かどうかの検査には最大2週間かかる。

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