化学兵器施設の制圧確認 イラク、イスラム国が6月

 【共同】イラク政府は9日までに、同国で勢力を拡大するイスラム過激派「イスラム国」により、フセイン政権時代の化学兵器関連施設が6月に制圧されたことを確認した。オランダ・ハーグの化学兵器禁止機関(OPCW)や国連に報告した。

 施設の二つの地下壕には、神経ガスのサリンが充?された多数のロケット弾や他の化学兵器の原料などが残っているとされる。米国などは、兵器は古く使用困難で、過激派が直ちに軍事目的で使う恐れは低いとみている。

 イラク政府が8日のOPCWの執行理事会で述べた声明によると、イスラム国は6月11日、首都バグダッドの北西約70キロのムサンナにある施設を襲撃、一部の機器を略奪した。設置されていた監視カメラは使用できなくされているという。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る