フェイスブック、「買う」ボタンを試験的導入 〜 広告商品の直売を可能に

 フェイスブック(Facebook)は17日、同社ウェブサイトの広告欄に「買う(Buy)」ボタンを試験的に導入することを明らかにした。

 「買う」ボタンは、米国内のデスクトップ向けとモバイル向けの両方に導入され、それをクリックすることで広告の商品を直接購入できるようにするもの。フェイスブックはそのオンライン決済に関与しない。

 フォーブス誌によると、フェイスブックは利用者とのかかわりを強めることを優先事項に位置づけ、音楽サービスも立ち上げており、今回の「買う」ボタンもその作戦の一環と言える。

 ウェブサイト上のディスプレイ広告料金は最近低下しているため、広告にある商品をその場で簡単に買えるようにすることで、広告料金の低下に歯止めをかけようとするフェイスブックの思惑もあるという見方もある。

 また、「買う」ボタンは、アマゾンの商品評価書き込み機能をさらに派手にする作用が働くと予想する専門家の意見もあり、今後、さまざまの憶測や予想が議論されることになるとみられる。

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