外来種ウナギ大量輸入 アジア、欧州の規制対象種

 【共同】絶滅危惧種に指定され国際取引が規制されているヨーロッパウナギや、地元当局が輸出を禁止しているフィリピン原産の稚魚など、外来種ウナギが大量に日本に輸入されていることが財務省の統計や関係者の話で24日、分かった。

 ニホンウナギの代替種として、比較的安い外来種への需要が高まっていることが背景にあり、環境保護団体からは「規制の網をかいくぐった不透明な取引が横行している可能性がある。『日本人は世界中のウナギを食べ尽くすのか』と批判される前に対策を進めるべきだ」との声が出ている。

 財務省の貿易統計によると、昨年11月からことし5月までの間に、ワシントン条約に基づく国際取引規制の対象となり、欧州連合(EU)が輸出を自粛しているヨーロッパウナギの成魚が、フランスから中国経由で7万7800キロ輸入されたほか、フィリピンやインドネシアで漁獲された成魚の輸入もあった。

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