ウナギ、食べて守ろう 産地や流通業者スクラム 土用の丑の日

 【共同】29日は国際自然保護連合(IUCN)が6月にニホンウナギを絶滅危惧種に指定してから、初めての土用の丑の日。夏のスタミナ食は稚魚の漁獲量が回復してきたものの、小売価格にはまだ反映されず「高根の花」が続く。資源保護を目指し、スクラムを組む業界は「大切なウナギを食べて守ることを考える日に」としている。

 水産庁によると、昨年11月〜今年5月に国内で養殖を始めた稚魚(シラスウナギ)は25.7トン。不漁だった前年に比べて約2倍に増えた。稚魚の価格が下がったことで、築地市場では7月下旬のかば焼きの取引価格が1キロ当たり2754〜2916円と、昨年同時期より約700円〜約2300円下がった。

 だが大手スーパーなどは事前に契約した仕入れ値で調達するため、値段は昨年とあまり変わらない。「価格に反映できるのはまだ先になる」(イオン)という。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る