PK判定は「素直に笛」 W杯開幕戦担当の西村主審

 【共同】サッカーのワールドカップ(W杯)ブラジル大会から帰国した西村雄一主審が、議論を呼んだ開幕戦でのPK判定や、世界の潮流と技術革新に合わせて変化する審判の役割などについて語った。

 ブラジル―クロアチアの開幕戦で、問題の場面は1―1の後半24分だった。ブラジルのFWフレジがパスを受けた瞬間、背後からクロアチアのDFロブレンに両手で押さえられて倒れた。難しい判定にも「一番大切なのは自分の見たものを信じて素直に笛を吹くこと。あれはDFのホールディング(相手をつかむ行為)によってFWがシュートを打てなかった」と迷わず判断した。

 開幕戦の後は主審の割り当てはなかったが、舞台裏では綿密な準備を続けたという。審判団で出場全チームを研究し、カウンターから最も得点が生まれやすいと分析。「GKが持ったら誰にパスをするのか、誰が点を取るのかを、かなり細かく想定した」と明かした。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る