強制収容、差別体験語る 日系2世、学生記者に
- 2014年8月1日
- 世界のニュース
【共同】「学生記者」として首都ワシントンを訪れている長野県の中高生20人が7月31日、第2次大戦中に米国で強制収容所に入れられるなど不当な扱いや、差別を受けてきた日系2世2人を取材した。
2人はカリフォルニア州出身のマリー・ムラカミさん(87)と、ハワイ生まれのテリー・シマさん(91)。ムラカミさんはサンフランシスコで家族と暮らしていたが、14歳だった1942年2月、大統領令でユタ州の強制収容所に入れられた。馬小屋を改装しただけの粗末な家に押し込まれ、ろくに授業も受けられなかった苦しい体験を語った。
シマさんは戦時中、日系人部隊の陸軍第442連隊に所属。日系人は祖国・米国への忠誠心を示すため勇敢に戦い、イタリア戦線などで多くが犠牲になったと説明した。
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