堅実路線に傾くクック氏 ジョブズ氏死去3年

 【共同】IT大手アップルの共同創業者スティーブ・ジョブズ氏が死去して約3年。後継のティム・クック最高経営責任者(CEO)は9日、自らが初めて打ち出す新分野の製品に腕時計型端末を選んだ。ただ、スマートフォンやタブレット端末とは異なり、この分野は他社が先行し、目新しさには欠ける。クック氏は既存事業の強化という堅実路線に傾いているようだ。

 「腕時計に人々が期待するものを再定義する」。クック氏は新製品「アップルウオッチ」の発表で意気込んだ。腕に巻いてジョギングすると走った距離や速度が分かる。こんなアプリを詰め込んだ腕時計が、健康志向の高まりにより支持を得るとの読みだ。

 新型の「iPhone(アイフォーン)6」と「6プラス」は、店舗の端末に触れるだけで支払いが完了する決済機能を備えた。全米22万店舗での対応が決まり、将来は米国で主流のクレジットカードによる支払いに取って代わる可能性もある。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る