米探査機が火星に到着 軌道から大気を分析

 【共同】火星を取り巻く非常に薄い大気の成分を調べる米航空宇宙局(NASA)の無人探査機「MAVEN(メイブン)」が21日、火星を回る軌道に到着した。

 昨年11月の打ち上げから10カ月かけて約7億キロ以上の距離を飛行してきた。細長い楕円軌道を回りながら、1年間かけて上層大気に含まれるガスやイオン成分を分析。温暖で水にあふれていた太古の火星の環境が、大気が失われることで大きく変化した過程を知るための手掛かりを探る。

 NASAは2030年代に有人火星飛行を構想。メイブンの観測データを使って、飛行士の活動環境や有望な着陸地点の候補を探すことも視野に入れている。

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