景気、後退局面の可能性 政府、判断を下方修正
- 2014年10月7日
- 日本発ニュース
【共同】日本経済が後退局面に入った可能性が出てきた。内閣府が7日発表した8月の景気動向指数は、景気の現状を示す一致指数が前月比1.4ポイント低下した。消費税増税後に消費や生産の低迷が続いており、内閣府は基調判断をこれまでの「足踏み」から「下方への局面変化を示している」に修正した。最近の急速な円安ドル高の進行も、内需型企業や家計の負担増となっている面がある。
国際通貨基金(IMF)も7日、2014年の日本の実質経済成長率見通しを7月時点の1.6%から0.9%に下方修正した。増税に伴う駆け込み需要の反動減を「想定内」と繰り返してきた政府のシナリオが崩れつつあり、経済政策アベノミクスは正念場を迎えている。
安倍晋三首相は、15年10月に消費税率を10%に引き上げるかどうかを年内に判断する。政府は引き上げの是非を最終判断するため、景気に与える影響を検証する「集中点検会合」の初会合を11月4日にも開く方向で最終調整に入った。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ