アップル、法人向けサポート・サービスを開始 〜 iOS端末を対象にIBMと協業
- 2014年11月11日
- ハイテク情報
IBMの大規模データ(Big Data)および解析機能をアイフォーン(iPhone)とアイパッド(iPad)に統合することで7月にIBMと提携したアップル(Apple)は、両社の専門知識を利用する企業向け新サポート・サービス「アップルケア・フォー・エンタープライズ(AppleCare for Enterprise)」の提供を開始した。
コンピュータワールドによると、アップルは、アップルケア顧客管理者(アカウント・マネージャー)と呼ばれる担当者を顧客企業ごとに決め、破損または紛失したアイフォーンやアイパッドを通常1営業日以内に交換する。
交換できる台数には、顧客企業がアップルケア・プランに登録した端末の1割までという上限がある。
IBMはそれにともなって、IBMグローバル・テクノロジー・サービシズ(IBM Global Technology Services)が、顧客企業からの依頼を受けて翌日の出張サービスに応じる。サービス契約期間は2〜3年間。
両社はまた、状況に応じて、技術的に難易度の高いサポートも共同で提供する。
IBMは、7月に発表したアップルとの提携のもと、100以上の業界別ネイティブiOSアプリケーションの開発を約束していた。IBMはそれらのアプリケーション群を「IBMモバイルファースト・フォーiOS(IBM MobileFirst for iOS)」と銘打って、法人向けに売り込んでいる。
アップルケア・フォー・エンタープライズの料金は公開されておらず、アップルかIBMに問い合わせる必要がある。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ