南カリフォルニアの送電網に世界最大の蓄電設備 〜 AESエネルギーが供給

 世界最大の蓄電設備が、カリフォルニア州南部の送電網に導入される。

 グリーンテック・メディアによると、サザン・カリフォルニア・エディソン(Southern California Edison=SCE)はこのほど、合計250メガワットの蓄電設備の入札結果を発表した。

 選ばれた企業には、大型蓄電設備やビハインド・ザ・メーター型の蓄電機器、分散型太陽光発電機器、蓄熱機器、需要反応やエネルギー効率化の技術、さらに天然ガスの補助発電施設など非常に広範の製品が含まれた。

 「幅広い調達計画は過去にもあったが、公益会社がこれほど多様の調達を行った例はない。公益会社による調達の新しい傾向だ」と、GTMリサーチのコリー・ハニーマン氏は話す。

 調達品目の幅広さもさることながら、そのなかに世界最大の電気化学電池が含まれたことも注目に値する。AESエネルギー・ストレージ(AES Energy Storage)が100メガワットの蓄電システムを供給することになったことがそれだ。

 AESによると、同社が運用中および建設中の蓄電容量はすでに200メガワット以上に達しており、送電網対象の蓄電設備としては最大規模を誇る。また、世界各地で現在開発中のプロジェクトは1ギガワット以上に上る。親会社のAESコーポレーションは、2013年に160億ドルを売り上げている。

 SCEに納入することになった蓄電設備は、容量100メガワット、400メガワット時で、電池を使用する。設備の完成期限は2021年1月1日。カリフォルニア州ロング・ビーチのアラミトス電力センターの建物内に設置される。20年間の電力購入契約にもとづいて、AESが維持管理サービスを提供する。

 AESのジョン・ザフラニク氏は、同社の知りえるかぎり世界最大の電気化学電池だと話す。米エネルギー省の記録でも、それが確認されている。

 AESによると、その電池によって、同じ送電網上にある補助電源発電所に対して2倍以上の柔軟性がもたらされる。

 「当社の提供する蓄電システムは、断続性の均衡調整以上のことができる。これで送電網は新しい時代に踏み込む」とザフラニク氏は語っている。

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