衆院選序盤情勢 自民戒め、野党巻き返し 態度未定の動向焦点
- 2014年12月3日
- 日本発ニュース
【共同】共同通信社が実施した衆院選序盤情勢の調査結果は、自民党が優勢に戦いを進めていることをうかがわせた。急ごしらえで態勢を整えた野党はまだ挽回のきっかけをつかめず、見えにくい民意に焦りも。選挙戦後半へ巻き返しを図る。自民党は「敵は油断」(幹部)と緩みを警戒し、引き締めに躍起だ。調査では「まだ決めていない」との回答が小選挙区で半数を超え、比例代表でも45%あった。態度未定者の動向が今後の焦点となる。
「もう一度、日本が世界の真ん中で輝く国になるよう頑張る」。安倍晋三首相は3日、新潟県内を遊説し、自らの経済政策「アベノミクス」などの継続に意欲を示した。
「この選挙区の戦いぶりは、どうか」。公示の2日前後から、首相は遊説先で自民党選対幹部の携帯電話を鳴らし、情勢の把握に努めた。党独自調査などの分析から、小選挙区は237議席を獲得した2012年衆院選並みで、比例代表では「前回の57を上回る可能性が高い」(党選対筋)との強気の見立てが党内で主流になりつつある。
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