「尋問に成果」とCIA 拷問報告書に反論

 【共同】上院情報特別委員会が、テロ容疑者に対する過酷な尋問の実態を記した報告書を公表したことを受け、米中央情報局(CIA)のブレナン長官は9日、CIAは「過ちを犯した」と手法に問題があったことを認めた上で、一連の尋問が「(テロ)計画を妨害し、テロリストを拘束するのに役立ち、人命を救った」と反論する声明を発表した。

 声明は、尋問で得られた情報が、国際テロ組織アルカイダの実態解明に決定的な役割を果たし、現在のテロ対策にも役立っているなどとして「効果なし」とした報告書の根幹部分を否定した。

 また、報告書がCIAによる議会や政府への説明を問題視している点についても「同意できない」とし、尋問方法の効果に関する「組織的、意図的な情報操作」があったとの見方を否定した。

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