NY原油、60ドル割れ 供給過剰で5年5カ月ぶり

 【共同】11日のニューヨーク・マーカンタイル取引所の原油先物相場は続落し、指標となる米国産標準油種(WTI)1月渡しが前日比0.99ドル安の1バレル=59.95ドルで取引を終えた。2009年7月以来、約5年5カ月ぶりに60ドルを割り込んだ。

 今年7月までは1バレル=100ドルを超える水準で推移しており、4カ月余りで約4割下落した。米国で原油の一種「シェールオイル」の生産が増える中、石油輸出国機構(OPEC)は11月の総会で減産見送りを決め、供給過剰感から価格下落が進んだ。

 11日にはルー財務長官が原油安は米経済にとって総じてプラスだと発言し、米政府は原油の値下がりを容認しているとの見方が強まった。エネルギー情報局(EIA)は今月、来年の平均価格見通しを1バレル=62.75ドルに下方修正しており、原油安は長期化する公算が大きくなっている。

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