アマゾン、1時間配達を開始〜NY中心部、プライム会員向け
- 2014年12月19日
- 米国ビジネス
オンライン小売り大手アマゾンは18日、ニューヨーク市マンハッタン区のプライム会員向けに、注文商品を最短1時間以内で配達する「プライム・ナウ(Prime Now)」サービスを開始した。
ウォールストリート・ジャーナルによると、超高速配送サービスは午前6時から午前0時までの間、2万5000点以上の商品が対象で、送料は1時間以内なら7.99ドル、2時間なら無料。プライムは年会費99ドルの特典制度。
プライム・ナウでは、利用者が専用のアプリケーションを携帯端末にダウンロードした後、商品を検索して注文すると自転車配達員がで自宅まで届ける。
アマゾンはこれまでに、市内の観光名所エンパイア・ステイト・ビルの向かいにあるビルの所有者と17年リース契約を結び、同所を拠点にバイク便を使った配送サービスの試験を行った。
ネット通販事業者にとって、同日配送や1時間配送は実店舗と対抗する上で強みとなるが、実現には高いコストがかかる。これまでにネット競売最大手のイーベイが1時間配送の「eBay Now」サービスから撤退したほか、コズモ(Kozmo.com)などの新規参入組も導入に挫折した経緯がある。グーグルは当日配送を実施しているが、国内の一部地域で対象商品も限定されている。
アマゾンは、2015年には他都市でも同様のサービスを導入する計画だ。
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