「人権」置き去りに危機感 キューバの反体制派

 【共同】キューバとの国交正常化交渉開始を決めた米国は、これまでキューバ当局による反体制派の取り締まりを「人権弾圧」と非難し、関係改善の障害となってきた。オバマ米政権が歴史的な政策転換をしてキューバとの対話を始めることで、反体制派の活動家らは「人権問題が棚上げにされかねない」と危機感を募らせている。

 首都ハバナ北部の教会に21日、白い服に身を包んだ女性約80人が集まった。拘束されている反体制活動家の妻らのグループ「ダマスデブランコ」(白い服の女性たち)で、毎週日曜日に夫らの釈放を求めて抗議行動を行う。この日もミサの後、街路を行進し「政治犯に自由を」と声を上げた。

 参加したジャケリン・ボニさん(48)は、息子のヤセルさん(29)が不当に拘束され、暴力的な扱いで左目を失明したとし「(国交正常化交渉が始まる)今こそキューバの人権侵害の実態を世界に訴えたい」と話した。

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