ボーイング、ブラックベリーと提携 〜 自己破壊型スマートフォンを共同開発

 ボーイング(Boeing)は、米国の国防および国土安全保障関係の職員と契約業者(下請け業者)向けに、自己破壊機能を備えたスマートフォンとそのソリューションを開発するためにブラックベリー(BlackBerry)と提携した。

 ブルームバーグによると、米国第二位の軍需大手ボーイングは、米国の軍事予算削減による売り上げ鈍化の影響をソフトウェア開発によって補おうと考えており、ブラックベリーとの提携はその一環だ。

 一方、ブラックベリーは、一般消費者や企業向けのスマートフォン売り上げが減少を強いられるなか、ボーイングとの提携によって政府向け事業の復活を図る。

 両社は提携によって、ブラックベリーのBES12プラットフォームを利用して、アンドロイド(Android)OSで走るスマートフォン向けにモバイル・ソリューションを開発する。

 BESは大企業や政府向けサーバー製品で、従業員および職員の携帯端末を追跡するもの。

 ボーイングはここ2年ほど、「ボーイング・ブラック(Boeing Black)」の名前でBES対応スマートフォンの試験を続けていた。

 ボーイングが米連邦通信委員会(FCC)に2月に提出した資料によると、ボーイング・ブラックは、端末のケースやねじ周りをエポキシ樹脂で接着し、さらにねじ部分を不正開封防止カバーで覆うことで「端末の分解未遂を特定する」設計になっている。

 だれかが端末を不正に分解しようとすると、端末に内蔵されたソフトウェアやデータの削除作業が自動的に開始され、端末が使用不可能になる。

 ボーイング・ブラックには、一般的なスマートフォンと違って2枚のSIMカードが内蔵されており、利用者は政府および民間の通信網間を切り替えて使える。

 音声およびデータ通信は、ボーイングのモバイル端末用セキュリティー・システム「ピュアセキュア(PureSecure)」およびサムスン電子(Samsung Electronics)のセキュリティー技術「ノックス(Knox)」によって暗号化される。

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