マップアール、ハドゥープ訓練を無償提供 〜 2015年中に1万人の人材育成へ
- 2015年1月28日
- ハイテク情報
ハドゥープ(Hadoop)ディストリビューション大手のマップアール(MapR)は、アパッチ・ハドゥープ(Apache Hadoop)用にオンデマンド方式の訓練プログラムを無料で提供する。
ハドゥープは、分散型ストレージと大型データ・セット処理用のオープン・ソース・フレームワーク。
企業におけるデータ処理の方法は、従来のバッチ処理からリアルタイム処理への移行が進んでいる。マップアールは2015年をハドゥープ啓蒙の年と位置付け、大規模データ(big data)に関する労働者たちの技能格差の解消を目指す。
データ・センター・ノーレッジ誌によると、マップアールは2015年中に1万人を対象に無償訓練を提供したい考え。
1750ドルのコースを一人あたり平均3コース受講すると想定した場合、ハドゥープ業界へのマップアールの貢献は5000万ドル相当となる。
マップアールでは売上高の90%をソフトウェア・ライセンス収入が占めている。
訓練コースは、ハドゥープ・アプリケーション開発と大規模データ解析、そしてハドゥープ導入および管理の3大科目で構成される。同社はまた、ハドゥープの典型的アプリケーションや事例紹介にも力を入れる方針だ。
訓練受講者に対し、マップアールから認定証は発行されない。
ハドゥープをめぐっては労働者の技能教育が課題となっており、マップアールをはじめクラウデラ(Cloudera)やホートンワークス(Hortonworks)といったハドゥープ関連企業による人材育成支援が求められている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ