操縦士解放に全力 人質事件でヨルダン 日本政府、週末も警戒

 【共同】過激派「イスラム国」を名乗る組織による人質事件で、ヨルダン軍報道官は30日、拘束されている軍パイロット、モアズ・カサスベ中尉(26)の解放に向けた取り組みを、関係機関がイスラム教の休日である金曜を含む昼夜にわたり全力で続けているとの声明を発表した。

 日本政府は人質事件の発生から2度目の週末も警戒態勢を継続した。安倍晋三首相は事件発生以来、東京都内の私邸に戻っておらず、首相官邸と同じ敷地内にある公邸で待機。官邸では事務方トップの杉田和博官房副長官が泊まり込み、菅義偉官房長官は31日午後に官邸入りする予定だ。

 ヨルダン軍報道官の声明は「進展があれば適切な時期に情報を開示する」としている。ヨルダン政府は29日、中尉の生存が確認できなければ、犯人側が求めるイラク人死刑囚の女の釈放には応じられないと表明した。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る