労使交渉スタート 正念場の「生活春闘」 労組攻勢、格差に不安

 【共同】2015年春闘の労使交渉が幕を開けた。労働組合は昨年以上のベースアップ(ベア)を狙い攻勢を強めるが、大手企業には将来的な人件費増につながるベアへの慎重姿勢も残る。中小企業や非正規の労働者は格差是正が進むか不安を隠せない。働く人の生活を守れるのか、労使にとって正念場の春闘になる。

 「将来にわたって賃金が上がる希望があると、若い世代に発信しないといけない」。連合傘下で、自動車や電機などの産業別労組(産別)でつくる金属労協の相原康伸議長は1月、東京都内の会合で強調した。

 連合は昨春闘で15年ぶりの高水準になる賃上げ率2.19%を実現した。金属労協はそれを追い風に、今春闘で昨年の約2倍に当たる6000円以上のベアを要求。相原議長は「経営者が果たす役割は勤労者の生活を守った上で企業の成長を目指すことだ」と主張。別の産別幹部は「今年は『生活春闘』だ」と力を込める。

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