トンボの世界は色鮮やか? 30種のセンサー遺伝子

 【共同】トンボには色を見分けるセンサーの働きをする遺伝子の種類が並外れて多いことを発見したと、産業技術総合研究所(茨城県つくば市)などのチームが24日付の米科学アカデミー紀要電子版に発表した。ほとんどの動物はこの遺伝子が3〜5種類しかないが、トンボは15〜33種類もあり、多彩な色を見分けている可能性がある。

 この遺伝子はオプシンと呼ばれ、目で光を感じるタンパク質をつくる。人には光の三原色である赤、緑、青の色を感じる3種類がある。

 チームが、さまざまな種類のトンボのゲノムを解析した結果、オプシン遺伝子の種類が多いことが判明。ギンヤンマの仲間は33種類、アカトンボの一種アキアカネは20種類あった。ほかの昆虫に十数種類あるものもあるが、実際に視覚に関係している遺伝子はトンボが多かった。

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