iPS、次は他人の細胞で 網膜組織、2年後めど

 【共同】人工多能性幹細胞(iPS細胞)を使って目の病気の治療を目指す世界初の臨床研究を進める理化学研究所の高橋政代プロジェクトリーダーは20日、昨年9月の1例目に続く2例目以降は、備蓄したiPS細胞を使って行うとの計画を明らかにした。

 患者自身のiPS細胞をその都度作るのに比べ、格段にコストが下がり、期間も短縮できるため、将来の普及につながるとしている。2年以内にはiPS細胞から作製した網膜色素上皮細胞を患者に移植したいという。

 他人のiPS細胞から作った細胞では拒絶反応が懸念されるが、京都大が、拒絶の起きにくい特殊な型の細胞を持つ人から作った高品質なiPS細胞の備蓄計画を進めている。同様のiPS細胞を使いサルで行った実験では良好な結果を得つつあり、拒絶反応を抑える薬剤は不要か少量でよい可能性があるという。

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