社長辞任も、責任明確化 免震装置問題で東洋ゴム

 【共同】東洋ゴム工業は27日、大阪市の本社で定時株主総会を開いた。免震装置のゴムのデータ改ざん問題で、山本卓司社長は冒頭「株主にご心配とご迷惑をおかけしましたことを深くおわび申し上げます」と謝罪した。「関係者との協議を経て、具体的な責任の取り方はその後判断する」と述べ、問題解決にめどがついた段階で辞任を含め責任を明確化する意向を示唆した。

 しかし、問題がどこまで広がるかはまだ見通せず、業績への影響は避けられない。

 総会は約2時間で終了し、記録が残る2007年以降で最長だった。出席株主は155人。昨年11月に就任した山本社長を含む取締役8人の選任など、計4議案は全て賛成多数で可決された。

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