対イラン制裁解除へ 政府方針、核合意で
- 2015年8月12日
- 日本発ニュース
【共同】政府は核問題をめぐる欧米など6カ国とイランによる7月の最終合意を受け、イランへの制裁を解除する方針を固めた。複数の外交筋が12日、明らかにした。核開発の大幅制限を定めた合意履行にイランが踏み切れば、制裁を解除する欧米と足並みをそろえる。政府は油田開発への参入や自動車輸出拡大を視野に、日本企業の進出につなげたい考えだ。
イランは、原油と天然ガスの確認埋蔵量が世界有数。人口も8000万人近くで市場としても有望視される。山際大志郎経済産業副大臣は8、9日に首都テヘランを訪れ、ザンギャネ石油相ら経済閣僚と会談。関係強化への意欲を伝えた。資源開発のプロジェクトに参加できれば、原油調達先が拡大できるとの期待もある。
政府は、国連安全保障理事会による2006年の対イラン制裁決議を踏まえ、07年から制裁を開始。10年には南西部のアザデガン油田開発から撤退。現在は①石油・ガス分野の新規投資停止②イランの金融機関との取引制限―を実施している。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ