集団的自衛権の危険知って 米国人監督、安保法案批判

 【共同】日本国憲法などを題材にしたドキュメンタリー作品で知られる米国人の映画監督ジャン・ユンカーマンさん(63)が共同通信の取材に応じた。「米国の戦争を通じて、集団的自衛権がどれほど危険なものか知っている。武力で国際問題を解決できる時代は終わった」と語り、安全保障関連法案を批判した。

 ユンカーマンさんは戦後60年の2005年に「映画 日本国憲法」を制作。国内外の知識人12人にインタビューし、憲法の意義を検証した。

 「当時は憲法改正に向けた議論が持ち上がった時期で、絶望的な気分で撮影に入った。それを押し戻したのは『憲法を守るべきだ』という市民の声のうねりだった」

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