グーグル、スウェーデンのVR新興企業に出資 〜 欧州のVR企業に初の投資

 グーグル傘下のグーグル・ベンチャーズ(Google Ventures)は、スウェーデンの仮想現実(VR=virtual reality)ゲーム開発会社レゾリューション・ゲームズ(Resolution Games)に出資した。

 レゾリューション・ゲームズはグーグル・ベンチャーズ以外からも同時に出資を受けており、その総額は600万ドルで、その結果、同社の企業評価額は2500万ドルに達した。

 グーグル・ベンチャーズが英国以外の欧州企業に投資したのは今回が初めて。

 ウォール・ストリート・ジャーナルによると、グーグル・ベンチャーズはこれまで、ジャーント(Jaunt)やアルトスペイスVR(Altspace VR)といった米国のVR技術新興企業に投資してきたが、欧州のVR企業に出資したことは今回までなかった。

 VR技術は昨今、フェイスブック傘下のオキュラス(Oculus)をはじめ、ソニーやサムスン(Samsung)による研究&開発が活発化している。特に、オキュラスとソニーは、消費者向けVRヘッドセットを2016年に発売する計画を進めており、史上初めて、消費者向けVR機器市場が本格的に開拓されることに期待が高まっている。

 グーグルでもVR技術の開発には数年前から注力しており、フェイスブックやソニーに対抗するために投資を強化している。

 それらの大手各社がけん引するのはゲーム市場であるため、VRのハードウェアもソフトウェアもゲーム関連が最大分野になる見込みだ。しかし、一部では商業利用の可能性も注目されている。

 たとえば、商業不動産物件の内見や視察、あるいは未完成の高層建物の完成予定内装の立体仮想映像をVRヘッドセットによって潜在顧客に見せるといった応用法がすでに試験運用されている。また、遠隔地の生産現場を取り引き先に仮想視察(ヴァーチャル・ツアー)させる活用法も開発中だ。

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