スマート型、基本型を2018年に追い抜く 〜 身体装着端末、腕時計がけん引か

 アップル・ウォッチ(Apple Watch)のようなスマート身体装着端末は、フィットビット(Fitbit)のような運動量追跡型の基本的身体装着端末の出荷数を2018年に追い抜くと予想される。

 インベスターズ・ビジネス・デイリーが報じた米調査会社IDCの調べによると、スマート身体装着端末は、2015年の身体装着端末出荷数全体の31.5%を占め、2014年の18.1%から大きく増えた。

 スマート身体装着端末は今後も増え続け、2016年には身体装着端末全体の38.9%、2017年には47.9%、そして2018年には53.3%を占め、基本的身体装着端末の出荷数を追い抜く見込みだ。

 スマート身体装着端末の市場は現在、スマート腕時計によってそのほとんどが占められる。スマート身体装着端末は、他社製のアプリケーションを稼働できる機能を持つもので、基本的身体装着端末にはそれができない。

 スマート身体装着端末市場での主力製品には現在、アップル・ウォッチのほか、モトローラ(Motorol)のモト360、サムスン(Samsung)のギア・エス(Gear S)、ペブル(Pebble)のタイムがある。

 身体装着端末の出荷総数は2015年に前年の2890万台から164%増の7610万台に増えると予想される。2019年には1億7340万台に達し、向こう5年間に年率平均22.9%で増える見込みだ。

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