重大事故想定し総合訓練 川内原発2号機、4日まで
- 2015年10月1日
- 日本発ニュース
【共同】九州電力は1日、川内原発2号機(鹿児島県薩摩川内市)で、重大事故を想定した総合訓練を始めた。全交流電源が喪失した設定で、24時間以内に収束を図るための手順を確認。4日まで実施する。訓練は再稼働前の手続きとして義務づけられており、8月に再稼働した川内1号機でもすでに行われている。
今回の訓練には九電の運転員や協力会社の社員を含め約50人が参加。原子力規制庁の検査官も視察した。電源喪失で1号機、2号機とも炉心の冷却ができなくなった状態を想定する中、運転員が中央制御室から主蒸気配管室に駆けつけ、蒸気発生器のバルブを手動で開放し、炉心の温度を下げる手順を点検した。
その後、炉心注水用の電動ポンプを動かすため、原子炉建屋の外にある非常用発電機を遠隔操作で起動させ、異常がないか調べた。
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