グーグル(Google)は自動運転車事業を独立させる方針だ。その結果、同事業は2016年1月に、グーグルの親会社で持株会社のアルファベット(Alphabet)の傘下企業となり、グーグルやユーチューブといった企業と並列されるアルファベット子会社となる。
ビジネス・インサイダー誌によると、グーグルの自動運転車事業は独立後に配車サービス事業に進出する可能性が強く、ウーバー(Uber)やリフト(Lyft)の競合社になるとみられる。
ウーバーのトラヴィス・カラニック最高経営責任者(CEO)は以前に、いずれは無人の自動運転車による配車サービスが展開される、と話していることから、自動運転技術を他社に先駆けて開発してきたグーグルも無人タクシー事業を展開するものと予想される。
グーグルがモバイル配車サービスに進出するという噂は2月から浮上しており、自動運転車をその車両群に使う計画だという憶測が飛び交っている。
ただ、旧グーグルの投資部門であるグーグル・ベンチャーズはウーバーに2億5000万ドルの巨額を投資しており、また、グーグル・マップス部門や自動運転技術部門の約300人がグーグルからウーバーに転籍していることから、グーグルから独立する自動運転車事業がウーバーと直接競争するかどうか疑問視する見方も一部にある。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
2024年7月16日 アメリカ発ニュース
米技術業界重鎮ら、トランプ氏の激励をあいついで表明 〜 暗殺未遂速報を受けて続々と投稿
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ