グーグルの自動運転車事業部、1月に独立 〜 ウーバーやリフトに宣戦布告か

 グーグル(Google)は自動運転車事業を独立させる方針だ。その結果、同事業は2016年1月に、グーグルの親会社で持株会社のアルファベット(Alphabet)の傘下企業となり、グーグルやユーチューブといった企業と並列されるアルファベット子会社となる。

 ビジネス・インサイダー誌によると、グーグルの自動運転車事業は独立後に配車サービス事業に進出する可能性が強く、ウーバー(Uber)やリフト(Lyft)の競合社になるとみられる。

 ウーバーのトラヴィス・カラニック最高経営責任者(CEO)は以前に、いずれは無人の自動運転車による配車サービスが展開される、と話していることから、自動運転技術を他社に先駆けて開発してきたグーグルも無人タクシー事業を展開するものと予想される。

 グーグルがモバイル配車サービスに進出するという噂は2月から浮上しており、自動運転車をその車両群に使う計画だという憶測が飛び交っている。

 ただ、旧グーグルの投資部門であるグーグル・ベンチャーズはウーバーに2億5000万ドルの巨額を投資しており、また、グーグル・マップス部門や自動運転技術部門の約300人がグーグルからウーバーに転籍していることから、グーグルから独立する自動運転車事業がウーバーと直接競争するかどうか疑問視する見方も一部にある。

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