HVよりターボで燃料節約 〜 自動車業界、規制対応で

 厳格な燃費規制への対応を迫られる自動車業界は、最近では電気自動車(EV)やハイブリッド車(HV)よりもターボチャージャーの活用に注目している。

 USAトゥデイによると、EVやHVの販売低迷に直面する自動車メーカーは、2025年までに新燃費基準を満たすよう求める連邦政府に対し、ターボ式エンジンなど従来の技術を再評価するよう要請している。

 ターボは実際、市場で日増しに存在感を高めている。フォードはこのほど、ターボ式エンジン「エコブースト」を搭載したトラックの累計販売台数が100万台に達したと発表した。

 ターボ搭載車の市場シェアは、10年の8%から15年には3倍増の22%に拡大した。業界コンサルタントのLMCオートモーティブによると、20年には38%に達する見通しだ。

 ターボはエンジンの小型化を可能にし、ドライバーが望む馬力を維持しながら、EVやHVには劣るものの燃料消費の削減に貢献する。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  2. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  3. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  4. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
  5. アメリカ在住者で子どもがいる方なら「イマージョンプログラム」という言葉を聞いたことがあるか...
  6. 2024年2月9日

    劣化する命、育つ命
    フローレンス 誰もが年を取る。アンチエイジングに積極的に取り組まれている方はそれなりの成果が...
  7. 長さ8キロ、幅1キロの面積を持つミグアシャ国立公園は、脊椎動物の化石が埋まった岩層を保護するために...
  8. 本稿は、特に日系企業で1年を通して米国に滞在する駐在員が連邦税務申告書「Form 1040...
ページ上部へ戻る