グーグルの自動運転車、アリゾナで衝突事故3件

 グーグルはこのほど、8月にアリゾナ州フェニックス都市圏で同社の自動運転車が3件の衝突事故に巻き込まれたことを明らかにした。
 
 AP通信によると、うち2件はドライバーが手動運転していたが、1件は自動運転モードの最中に追突された。
 
 グーグルは8月、フェニックス郊外のチャンドラーでレクサスのスポーツ多目的車(SUV)を改造した自動運転車の試験走行を開始した。試験用車の数や他都市で行った試験との比較は未公表。試験走行はこれまで、本社があるカリフォルニア州マウンテンビュー、テキサス州オースティン、ワシントン州カークランドの各市で実施された。
 
 グーグルによると、アリゾナでは砂あらしや公道を走るゴルフカートに対する自動運転車の対処能力が試験されている。チャンドラーがハイテクの町として名高いことも試験コースに選ばれた理由という。
 
 8月22日に起きた自動運転モード中の事故では、交差点で停止していた車両が追突されたものの、負傷者はいなかった。16日の事故では、時速42マイルで手動運転中に67マイルで走ってきた車両に追突され、追突車のドライバー(25)が飲酒運転の疑いで逮捕された。グーグル側のドライバーは脳震とうで治療を受けた。
 
 9日の衝突事故はグーグルの車両が左折中に発生したが、相手車両が赤信号を無視したことがデータで示されているという。負傷者はいない。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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