労組の組織率が低下〜全米割合は戦後最低に

 米国内の労働組合の規模が縮小していることが、労働統計局(BLS)のまとめで分かった。

 ウォールストリート・ジャーナルによると、2012年は組合員数が前年から約2.8%(40万人)減少し、全米の労働者に占める組合員の割合(組織率)は前年の11.8%から11.3%に低下して第2次大戦以降で最低水準に落ち込んだ。

 特に公共部門で落ち込みが大きく、減少数の半分以上を占めた。従来、公共部門は組合員数が多く、今も民間部門の5倍に上るが、組織率は35.9%から17%と激減した。民間部門は6.9%から6.6%に低下した。組合幹部は、不景気、州レベルの労使交渉の不調、組織化を難しくしている時代遅れの… 続きを読む

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