現在25〜39歳になるミレニアル世代(Y世代)には、他の世代にはないさまざまな特徴があり、車の購入に関しても前世代とは異なる傾向が見られる。
USAトゥデイによると、オートリスト・コムの調査では、40〜54歳のX世代は新車を選択する際、価格や信頼性、ブランドを重視するが、Y世代は環境への影響を考慮する傾向が強い。車の所有期間は、X世代は3分の1が「10年以上」と答えたのに対し、Y世代は約半数が「5年以下」と考えている。
オートリストのアレックス・クライン副社長(情報科学担当)によると、これは自動車メーカーにとっては朗報で、「Y世代は新車を欲しがる半面、長く所有するつもりはないため、より頻繁に購入することを意味する」という。Y世代が好む車のタイプは小型の安い車で、「ホンダ・シビック」の人気が高い。一方のX世代は少し高めの「ホンダ・アコード」を好む。
ピックアップ・トラックでは、Y世代は「シボレー・シルバラード1500」、X世代は「フォードF-150」。SUVは、Y世代では「ホンダCR-V」、X世代では「トヨタRAV4」の人気が高い。
すでに食品から化粧品に至る多くの業界が、100%自然の物を好むといったY世代の好みをビジネスに反映させており、クライン氏は「自動車業界もY世代に対応する必要がある」と指摘している。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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