「自動運転車乗るのは怖い」〜米ドライバー、78%が抵抗感

 米国人ドライバーの78%が自動運転車に乗るのを怖いと感じていることが、全米自動車協会(AAA)の調査で分かった。
 
 AAAは2016年も同じ調査を実施しているが、回答に大きな変化は見られなかった。ただし、半自動運転機能の搭載車に乗っているドライバーは、そうでないドライバーに比べて平均75%自動運転技術を信用する傾向にあった。これは、システムに慣れるほど自動運転車への抵抗が薄れる可能性を示している。
 
 AAAの自動工学・修理担当者ジョン・ニールセン氏は「米国人は、今乗っている車に自動運転車につながる基礎技術が含まれていることに気づいていない可能性がある。この技術は向上し続けており、すでに体験した人にはかなり信頼されている」という。
 
 完全自動運転車に抵抗がないというドライバーは約25%だった。半自動運転機能を望む人は多く、61%は「次に乗る車には緊急自動ブレーキ、適応走行制御(ACC)、自動駐車、車線逸脱防止支援システムという4つの技術のどれか1つ以上が欲しい」と答え、こうした機能を信頼することをためらっているのは40%だった。
 
 運転手も同乗者も運転を完全に機械に任せることにはまだ抵抗があり、そのことが、自動車メーカーやテクノロジー企業がより高い自動運転機能を提供する際に段階的な手法を取る理由の1つとなっている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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