減量を試みる米国人が減少〜自他ともに肥満を受け入れ?

 太っていても減量の努力をしない米国人が増えているという調査結果を、ジョージア・サザン大学の研究チームが発表した。
 
 公共ラジオ放送NPRによると、太り気味の人に減量に取り組んでいるか尋ねたところ、2014年に「はい」と答えた人は49%で、1990年の56%から減少した。7ポイントの低下は大きくないようにも見えるが、米国人の約3人に2人が太り気味または肥満であることを考えると、減量を断念した人が何百万単位で増えた可能性がある。調査結果は米医師会ジャーナル(JAMA)最新号に掲載された。
 
 減量する人が減った理由として、ジョージア・サザンの報告書は、かかりつけ医が患者と体重に関する話をしなくなったこと、肥満である期間が長引いて人々の減量に対するやる気が薄れたこと…を挙げている。報告書をまとめたジアン・ザン教授(疫学)は、肥満がさまざまな病気を引き起こすリスクが見過ごされている恐れがあると指摘しながら、「とても心配だ」と話している。
 
 カリフォルニア大学ロサンゼルス校のジャネット・トミヤマ助教授(健康心理学)は「羞恥心を健康につなげることはない。減量だけを目指す『クラッシュダイエット』は失敗することが多いが、健康な体を想像することがより良い結果につながることは多くの研究で分かっている。体重計の数字よりも、睡眠や運動、ストレス解消など健康を重視する人が増えているのかもしれない」と述べている。(U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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