シリア北部で反体制派が空港制圧 軍用機を確保

 【共同】シリアの反体制派武装勢力は12日、アサド政権が空爆などに使用してきたシリア北部アレッポ近郊のジャラ軍用空港を制圧、無傷のミグ戦闘機や弾薬類を確保した。反体制派が使用可能とみられる軍用機を確保したのは初めて。シリア人権監視団(英国)が共同通信に明らかにした。

 反体制派がミグ戦闘機を使用できるかどうかは不明。同監視団によると、政権側は北部で依然として多数の軍用空港を維持しており、戦況の劇的な転換にはつながらない見通し。反体制派は北部で攻勢を続けており、11日にはアレッポ県の東のラッカ県にある同国最大の水力発電ダムを制圧した。

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