交渉余地あるとオバマ大統領 歳出の強制削減回避で

 【共同】オバマ大統領は19日、ホワイトハウスで演説し、3月から予定される歳出の強制削減の回避に向け「扉は開かれている」と述べ、野党共和党との交渉余地はあるとの認識を表明した。野党側は、同規模の支出削減を回避の条件としている。

 大統領は、野党の主張では「富裕層や企業に何も求めないことになる」と批判。支出削減だけでなく税制改革を通じた歳入増を伴う「バランスのとれた手法」で、強制削減を回避すべきだとの持論をあらためて訴えた。

 強制削減が発動されれば政府雇用が「何十万人も犠牲になる」と強調。問題解決のためには「誰とでも協力するつもりだ」とし、与野党が歩み寄ることによって、政治が経済の足を引っ張る事態を避けなければならないと語った。

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