自動運転車が広告市場に商機 〜 1人で年293時間が空白に

自動運転車(AV)の開発競争が激化する一方で、完全自動運転(レベル5)のAVが普及するには時間がかかると見られている。しかしAVの出現は巨大な商機と見る業界が、自動車業界以外にもある。

フォーブス誌によると、レベル5のAVが普及すれば、自動車は移動手段から移動リビングルームに生まれ変わり、各種の車載設備はそれぞれ新しい広告媒体になると考えられる。

車で通勤する人々は運転から解放される結果、移動中にスマートフォンやパソコンのほか、車載指触操作スクリーンや映写機、位置情報機能を自由に使えるようになり、それらが広告媒体となる。位置情報機能と組み合わせることで、搭乗者の好みと地域の商業情報に基づいた広告表示が可能になる。従って完全AVでは先進的な個人向け販促の機会が実現する。

米国では、個人が車の運転に費やす時間は年平均1万7600分(293.3時間)と言われる。その時間が解放されることで巨大な広告市場が生まれることはほぼ確実だ。

企業の販促担当者にとって、AV搭乗者市場は未知の世界だ。移動する居間でどのような商品広告を展開できるのか、消費者向けブランド会社や販促専門業者は、今後の手法開発を試されることになる。

ただ、車中で見聞きする広告が増えることでAVに乗る人の感覚がまひすることも指摘される。やみくもに広告を垂れ流しても効果が出なくなる時がいずれ来るため、付加価値を見つけて関心を引きつける手法が必要になることも考えられる。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
STS Career

注目の記事

  1. 2025年12月1日

    就職&雇用ガイド2025
    監修 STS Career https://usfl.com/author/stscar...
  2. 2025年10月8日

    美しく生きる
    菊の花 ノートルダム清心学園元理事長である渡辺和子さんの言葉に、「どんな場所でも、美しく生...
  3. 2025年10月6日

    Japanese Sake
    日本の「伝統的酒造り」とは 2024年12月、ユネスコ政府間委員会第19回会合で、日...
  4. アメリカの医療・保険制度 アメリカの医療・保険制度は日本と大きく異なり、制度...
  5. 2025年6月4日

    ユーチューバー
    飛行機から見下ろしたテムズ川 誰でもギルティプレジャーがあるだろう。何か難しいこと、面倒なこ...
  6.        ジャズとグルメの町 ニューオーリンズ ルイジアナ州 ...
  7. 環境編 子どもが生きいきと暮らす海外生活のために 両親の海外駐在に伴って日本...
  8. 2025年2月8日

    旅先の美術館
    Norton Museum of Art / West Palm Beach フロリダはウエ...
ページ上部へ戻る