ミシュラン、低燃費技術に投資
- 2013年3月1日
- 自動車関連
タイヤ大手のミシュランは、自動車メーカーと連携して低燃費技術開発への投資を拡大している。
ワーズ・オートモーティブ・リポーツによると、北米ミシュランのピーター・セレック会長兼社長は、北米国際自動車ショーの場で、「各メーカーはかつてなかったやり方で当社と提携している」と説明。タイヤ・メーカーは以前なら、自動車会社から仕様を提供されながらも自前で開発していた。それが現在では、より協業的な努力が最良のソリューションになりつつあるという。
セレック氏によると、燃費目標を達成するために、環境対応パワートレインや空気力学の改善より、転がり抵抗の低いタイヤを廉価な代替手段と位置付けている。ミシュランが1992年に投入して以来、転がり抵抗の低いタイヤの性能は飛躍的に向上した。セレック氏によると、転がり抵抗は乗用車の燃費消費の約20%、トラックではそれ以上を占める。
ミシュランのプロジェクトには、従来のタイヤに比べてトレッド(溝)を半分に削減しながら、2倍長持ちするタイヤの開発などが含まれる。
最近ではこのほか、重量を削減するためスペアタイヤを省く動きが高まっている。ミシュランはこれを受け、パンクの心配がないゼロプレッシャー・タイヤの開発を進めている。
この記事が気に入りましたか?
US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします
最近のニュース速報
-
ターゲットとショッピファイが提携 〜 ターゲットのオンラインいちばに中小の小売業者らが出店可能に
-
人工知能銘柄が今後10年の株式市場を動かす 〜 シスコの元CEOのベンチャー・キャピタリストが予想
-
2024年7月8日 アメリカ発ニュース, ハイテク情報, 米国ビジネス
スマート包帯の研究&開発が前進 〜 傷口の状態を遠隔追跡、包帯から投薬や電気刺激を可能に
-
飲食店で印刷メニューが復活~QRコード不評で
-
2024年7月1日 アメリカ発ニュース, 世界のニュース, 環境ビジネス, 米国ビジネス
ウェザーXM、ウェブ3とIoTで気象データに革新 〜 動く気象観測所群の分散型連携網を構築
-
米消費者のガソリン車好き続く~KPMGの意識調査
-
2024年6月27日 アメリカ発ニュース, 米国ビジネス, 自動車関連
対中EV貿易戦争、様々な副作用も
-
傷が早く治る、次世代ばんそうこう~医師との通信も可能に
-
生体認証決済が米国で拡大しつつある 〜 マスターカードやJPモルガンも導入へ
-
米国特許商標庁、出願者らの個人住所流出が再発 〜「不注意」が原因、影響を受けた人たちに通知