三菱自動車の北米法人ミツビシ・モーターズ・ノース・アメリカは25日、米国本社を年内にカリフォルニア州サイプレスからテネシー州ナッシュビル近郊のフランクリンに移転すると発表した。
オートモーティブ・ニュースによると、移転は8月に開始し、年末までに完了する計画。三菱自は1980年代に南カリフォルニアに拠点を構え、最初はファウンテンバレー、そしてサイプレスへと移った。現在は約200人が勤務する。移転先のフランクリンには企業連合を組む日産自動車の米国本社があり、同社の近くに拠点を置いて連携強化を図る。
販売、マーケティング、製品計画、ディーラー業務などほぼすべての部門を移すが、部品流通管理はカリフォルニアに残す。部品センターは、加州リバーサイドに新設した日産との共用施設に置く。
一方、ミシガン州アナーバーの研究開発、ワシントンDCの政府関係など、米国内の他の施設は本社移転の影響を受けない。
三菱自の移転で、カリフォルニアに本社が残る自動車大手はホンダ、マツダ、現代自、起亜となるが、中国系ブランドのGAC、カーマ(Karma)、衆泰汽車 (Zotye)などもこの地域に拠点を構えている。 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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