ビステオン、最新「e-Bee」計画を公開

 ビステオンは、2020年の実現を想定した最新のコンセプトカー「e-Bee」プロジェクトを公開した。

 ワーズ・オートモーティブ・リポーツによると、日産の電気自動車(EV)「リーフ」をベースにしているコンセプトカーは、既に商用化されている技術から開発段階にあるコンセプトまで、サプライヤー各社の最新技術を結集させている。

 コンセプトカーのテーマは簡潔さと柔軟性の2つに集約される。ビステオンのオート・エンビジョン・グループでデザイナーを務めるギヨーム・ベコート氏は、「適量のコンテンツのみを備えて都会環境向けに設計されている。不必要なコンテンツに金を払いたくない」と語った。

 柔軟性を追求するため、ビステオンは60歳の男性と25歳の女性という2種類の顧客を対象に、見た目やカラー、内装のレイアウトなどの嗜好を探っている。その成果として、ビステオンは温度調節システムを車内前部からボンネットの中に移した。内装の重量を削減すると同時に、システムが搭載されていた中央スタックと内装構造部品を排除してスペースを拡大できたという。

 プロジェクトはこのほか、4つのドア全てにコントロール・モジュールを内蔵することで、温度調節から音響システムまで乗員に個別のドライビング体験を提供している。

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