GSMA、MWCの開催中止を決定 ~ 新型コロナウイルスの感染拡大と不参加企業続出を受け

毎年恒例の携帯端末見本市「モバイル・ワールド・コングレス(Mobile World Congress=MWC)」を主催するモバイル業界団体のGSMAは12日、ことしのMWC開催中止を決定した。

テッククランチ誌によると、今週に入ってからアマゾンとインテル、フェイスブック、楽天があいついで不参加を決めたあと、MWCにとって重要出展会社の一つであるノキア(Nokia)が不参加を12日に表明した。GSMAが開催中止を発表したのは、それから数時間後のことだった。

11日までに33社(社名一覧については弊誌の前日号を参照)が不参加を表明しており、ノキアが34社目となった。中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスの世界的伝染による社員および参加者たちへの感染リスクを回避することが各社の不参加決定の理由だ。

世界保健機関(WHO)は先日、武漢ウイルスを「コーヴィッド19(COVID-19)」と正式に名付けた。

スペインのバルセロナを開催都市とするMWCはことし、2月24日~27日まで開かれる予定だった。2006年に第1回目が開かれたMWCは、通常であれば、200ヵ国から10万人以上の参加者を集める国際催事で、モバイル通信業界の見本市としては世界最大級だ。GSMAは、ことしの参加者数が5000~6000人に激減するという見込みを示していた。

GSMAでは、1)湖北省からの参加拒否、2)最近に中国に行った人に対し中国国外で14日以上過ごして発症しなかったことを証明すること、3)会場入口において入場者たちの検温実施、4)武漢ウイルス感染者といっさい接触していないことの宣誓、という追加の対策強化を電子メールで各社に通達した。また、GSMAの弁護士集団は、MWCで武漢ウイルスに感染した人が出たとしても、MWCとGSMAにはいっさいの責任がないことを参加企業らに通知した。それらの通知が各社による不参加決定を助長したという見方もある。

GSMAでは、ことしのMWCの縮小開催または中止を視野に、今週金曜日に協議する予定だったが、それを待たずして12日に中止を決定した。ノキアの不参加表明が最後のひと押しになった可能性がある。

【techcrunch.com/2020/02/12/GSMA-cancels-mobile-world-congress-due-to-coronavirus-concerns/】 (U.S. Frontline News, Inc.社提供)

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