礼拝堂に煙突設置 バチカン、当選合図用

 【共同】先月末にローマ法王を退位したベネディクト16世の後継者を決める選挙(コンクラーベ)が行われるバチカンのシスティーナ礼拝堂の屋根に9日、煙突が取り付けられた。法王が選出されなかった場合は煙突から黒煙を出し、選出されれば白煙を出して外部に知らせる。

 コンクラーベは12日に始まる。選挙権を持つ枢機卿らが秘密投票を行い、3分の2を超える票を得る人物が出るまで続けられる。結果を知らせる煙は、投票用紙をストーブで燃やして出す。

 1939年にピウス12世を選出したコンクラーベから使用されているストーブも、9日までに礼拝堂の隅に設置された。煙の色が判別しにくいとの苦情から、前回2005年のコンクラーベから煙に色を付ける補助装置が登場。前回からは、さらに選出時に限り鐘を鳴らす方式も採用された。

この記事が気に入りましたか?

US FrontLineは毎日アメリカの最新情報を日本語でお届けします

最近のニュース速報

アメリカの移民法・ビザ
アメリカから日本への帰国
アメリカのビジネス
アメリカの人材採用

注目の記事

  1. 日本では、何においても横並びが良しとされる。小学校への進学時の年齢は決まっているし、学校を...
  2. Water lily 今年は年頭から気にかかっている心配事があった。私は小心なうえに、何事も...
  3. 峡谷に位置するヴァウリアル滝の、春から夏にかけて豪快に水が流れ落ちる美しい光景は必見。島には約16...
  4. 2024年6月3日

    生成AI活用術
    2024年、生成AIのトレンドは? 2017年に発表された「Transformer」...
  5. 今年、UCを卒業するニナは大学で上級の日本語クラスを取っていた。どんな授業内容か、課題には...
  6. ニューヨーク風景 アメリカにある程度、あるいは長年住んでいる人なら分かると思うが、外国である...
  7. 広大な「バッファロー狩りの断崖」。かつて壮絶な狩猟が行われていたことが想像できないほど、 現在は穏...
  8. ©Kevin Baird/Flickr LOHASの聖地 Boulder, Colorad...
ページ上部へ戻る