グーグル(Google)は3月9日、ホテル予約の販売を支援する新機能を発表した。
同社は、グーグル・ショッピング(Google Shopping)を2020年に開始し、その前にはグーグル・フライツ(Google Flights)を立ち上げている。グーグル・ショッピングは、オンライン小売業者らがグーグル上で販売する出品機会を無料提供し、グーグル・フライツは、提携する航空会社がオンライン予約販売機会をグーグル上で無料で獲得できるようにした。
今回のホテル予約向けサービスはそれらと同様の機能を「Google.com/travel」のリンクで可能にするものだ。
テッククランチ誌によると、グーグルは世界中のホテルや旅行サービス業者らが同リンク上でホテル部屋の予約を販売できる機会を今週中に無償で提供開始する。同機能は、インターネット利用者たちがウェブサイトを検索しながら出張や旅行を計画する際に、ホテル部屋の可用性をより包括的に調べられるようにする。
グーグルは昨今、従来なら有料広告によって成立していたそれらの検索結果表示を、それぞれの垂直(業界特化型)リンクによって無償化している。オンライン小売市場と商品検索および広告においてアマゾンの影響力が強まったことがその背景にある。グーグルはアマゾンの影響力増強を抑え込むためにそれらの無償提供に踏み切った。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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