メリーランド州のラリー・ホーガン州知事は8月22日、州内の中小製造業者らが自動化とデジタル化を推進することを支援するする100万ドルの助成金プログラムを開始した。
CBSニュースによると、同制度は、コンピューター支援製造技術をはじめ、ロボットや自動化機器、スマート倉庫システム、データおよび分析システム、人工知能基盤の予想分析に必要なソフトウェアやハードウェア、各種の設備費のほか、それらに関連する各種の自動化技術を使えるようにする職能訓練費用の一部を有資格の中小製造業社らに給付する内容だ。
同州は、第4次産業革命(インダストリー4.0)に関係する製造業向け先進技術に焦点をあわせて助成金を提供し、州内の製造業界の競争力を強化する考えだ。
「われわれは、急速に変化する環境のなかで競争力を維持し、製造業者らが変革するための新たなツールとして、メリーランド州の新しい製造4.0プログラムを立ち上げることをうれしく思う」とホーガン知事は述べた。
試験プログラムである同制度の資金は、2023年度予算に計上されている。メリーランド州商務省が拠出する100万ドルは、自動化費用の50%を負担し、有資格の製造業者1社あたり最低1万5000ドル、最高5万ドルを支給する。
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