消費者情報誌コンシューマー・リポーツ(CR)は27日、2024年の「自動車車種別優秀モデル10選」を発表し、10車種のうち7車種をハイブリッド車(HV)と完全電気自動車(EV)を含む電動モデルが占めた。
ロイターによると、電動7モデルのうち、4車種は「プリウス」やハイブリッド版のセダン「カムリ」などトヨタ車が占めた。ほかの3種はEV大手テスラの電動SUV「モデルY」、フォードの小型ハイブリッド・ピックアップトラック「マーベリック」、独BMWのプラグインハイブリッド(PHV)SUV「X5」だった。
CRによると、米国では売り上げでも電動車の人気が高まっており、2023年は米ライトビークル販売総数の16.3%を占めた。通常のHVとEVの中間に位置するPHVも人気を得ており、23年は販売台数が60%増加した。
CRの自動車試験担当のシニアディレクター、ジェイク・フィッシャー氏は「多くのドライバーにとってPHVは、ガソリン車やHV、EVと比べて長期的な節約になる」と指摘した。
34の自動車ブランドを総合スコアに基づいて順位づけしたCRの24年「ブランド通知表」では、BMWが首位を維持した。総合スコアは、CRの道路走行スコア、所有者満足度データ、対象全モデルの安全性を組み合わせた結果。米国ブランドの最高位はゼネラル・モーターズ(GM)のビュイックで13位、フォードは17位、テスラは18位だった。最下位5ブランドには、米国からリビアンとGMCが入った。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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