メキシコのボラノス労働相は4日、最貧困層労働者を支援するため、来年から最低賃金を12%引き上げると発表した。シェインバウム大統領は、引き上げはインフレを加速させるどころか、人道主義的な経済を促進するという考えを示した。ロイターが報じた。
前政権が近年大幅な引き上げを行ったことから、メキシコの最低賃金は現在1日当たり約249ペソ(12.23ドル)となっている。ボラノス氏は、前政権にさかのぼると最低賃金は135%上昇して2倍以上になったと指摘した。
今回の引き上げで、法定賃金はほとんどの地域で1日当たり278.80ペソに上昇。賃金が高い北部の米国境近辺にある一部地域では約420ペソに上昇する。賃上げは労働部門と企業部門が合意している。
(U.S. Frontline News, Inc.社提供)
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