サヴィス、クライアントコネクトを発表

 センチュリーリンク(CenturyLink)傘下のデータ・センター運営会社サヴィス(Savvis)は、データ・センター顧客企業の事業を結び付けることで、顧客企業に新たな商機をもたらすことを狙うオンライン・ゲートウェイ「サヴィス・クライアントコネクト(Savvis ClientConnect)」を発表した。

 データ・センター・ノーレッジ誌によると、クライアントコネクトは、サヴィスのデータ・センターを利用している企業同士が他社の事業のことについて知り、協力や提携の可能性を模索できるようにするもの。

 サヴィスは、米国とカナダ、欧州、アジアでデータ・センターを運営しており、それらのデータ・センターを使うすべての企業がクライアントコネクトの対象となる。

 また、サヴィスのデータ・センターを利用してサービスを提供している企業は、サヴィスの顧客企業に向けて販促活動できるようになる。

 「サヴィス・クライアントコネクトを使うことにより、たとえば小売企業が電子商取引サービス会社を見つけたり、金融サービス会社が、反応時間の短い金融取引市場へのアクセスを見つけたりできるようになる」と、サヴィスのコーロケーション製品管理担当副社長ドリュー・レオナルド氏は説明する。

 クライアントコネクトは、希望する顧客だけが利用できるオプトイン方式で提供される。

 クライアントコネクトには、検索機能や会社紹介ページが盛り込まれ、利用企業同士が連絡して協力や提携の可能性を話し合うことが可能となる。

 また、サヴィスのコーロケーションやマネージド・サービスを使う企業数百社との相互接続性も見ることができる。

 「クライアントコネクトのような機能は、成長のための潜在提携先を見出しやすくすることで、企業がさらに事業価値を高めるのに役立つ」と、モルフォディテクション(MorphoDetection)のジョエル・オデルソン最高情報責任者は同機能を評価している。

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